ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
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井上道義&OEK「これが井上道義の交響楽だ!2012」
 ひこね市文化プラザに、井上道義が来るということで行って来た。
 
 2007年1月より音楽監督をつとめている、オーケストラ・アンサンブル金沢を引き連れてのコンサートである。

 プログラムは、

 バッハ/ウェーベルン:音楽の捧げもの BWV1079より6声のリチェルカーレ
 シューベルト:交響曲 第7番(旧8番) ロ短調 D.759「未完成」
 ベートーヴェン:交響曲 第6番 へ長調 Op.68「田園」

 メジャー路線であきさせない感じ。
 アンコールは、ヘンデル:メサイヤ「田園」。

 井上道義と言えば、黛敏郎さんが司会をされていたテレビ番組「題名のない音楽会」でのイメージが強い。口が悪く論がたつ黛さんに「だからお前はバカだって言われるんだ」とか、むちゃくちゃ言われていた記憶がある。言葉尻はきついけれど、あ、仲良しなんだなと不思議に愛情を感じる言い方だった。
 黛敏郎さんが鬼籍に入られたのが1997年(68歳没)。それが遠い昔であることにも驚くけれど、当時、井上道義さんが30代であったろうことを考えれば羨ましい関係だったのだと推察する。
 そんな、奇妙なことで、きっと凄い指揮者なのだろうと認識があった井上道義さんの演奏を、きっちり聴くことが出来て嬉しかった。
 洒落た飄々とした感じで、ちょっと好みではなかったけど。また聞きに行こうと思う。


                    
| 22:27 | 舞台 | comments(0) | trackbacks(0) |
九月大歌舞伎 大阪松竹座
 チケットと同封してあるチラシを開いたら、紙の雪がふわりと落ちた。
 9月4日に昼の部を見に行って、「若き日の信長」の時に拾ったものだった。大佛次郎、市川海老蔵、織田信長・・・って好きなものの連想ゲームのような演目で、客席にも降り込んだ雪を、感動の断片を拾い集めるようにもって帰ったんだったなぁ。
 なんとなく詩的なシュチュエーションだと、最初から幸せだった。

 本日見たのは、夜の部である。
 市川猿之助演出の『華果西遊記(かかさいゆうき)』も、松竹新喜劇の傑作『幸助餅(こうすけもち)』も面白かったけれど、どんなに他が素晴らしくても、私のお目当ては、市川海老蔵である。
 成田屋の家の芸である「歌舞伎十八番」の一つ、ご存知『勧進帳(かんじんちょう)』
 海老蔵の弁慶、團十郎の富樫で、なにやらイメージ逆転ではある。好みから言えば、海老蔵には美丈夫の冨樫をやってほしいのだけれど、今回、たっぷりと表情をつくり、腹でする会話をすべて形式としてかたどろうとする海老蔵の姿は、歌舞伎の王道という感じがして好ましかった。
 海老蔵の声は、とても素敵なテノールなのだそうだ。
 そんなことを新聞に書いているオペラ歌手がいて、評価というか気になるところは、それぞれのアンテナで違うものなのだなぁと感心したことがある。
 荒々しい弁慶の若さと、たっぷり見せようとする青さ、そして艶っぽい声が、素敵だった。冨樫派の私にとって、弁慶っていい男なのかもなぁと初めて思った勧進帳だった。


                        
| 23:59 | 舞台 | comments(0) | trackbacks(0) |