ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
「会社員でぶどり」「テイコウペンギン」

同じような楽しみを持つ2つの漫画である。

いずれも、本年の同時期に発行されており、SNS投稿が話題になり書籍化というルートも似ている。

四コマ漫画ということもできるし、ワンカットの風刺画的漫画とも言うことができる。「社畜」と呼ばれるサラリーマンを鶏やペンギンとして描くことで、笑い飛ばせたり、哀愁を客観視できる魅せ方も似ている。

会社員でぶどり」を新聞記事の紹介で知り面白そうだと手に取ったのだが、正直、会社がブラック過ぎて私には彼らの悩みは共感はできても身につまされるものではなかった。その論点でいくと「テイコウペンギン」は、社内の人間関係がクローズアップされており、ブラックな会社はその背景であり、自分の日常に引き寄せて笑ったり、言い当てているなとほくそ笑んだりすることが多かった。私の中では「テイコウペンギン」に軍配があがるわけだか、これは、作品の出来というよりは、私の企業人としての、日常の悩みとよりリンクしたというだけのことなのだと思う。

「会社員でぶどり」は、企業という大きな濁流のなかでうごめく歯車たちの悲哀が、「テイコウペンギン」は、企業という籠のなかでうごめく人間模様の妙とすれすれの本音が描かれている。

自分の立ち位置を確認するためにも、是非両方読んでみて下さいと言いたくなる二冊である。

 

            

        「会社員でぶどり」 産業編集センター  201903 橋本ナオキ

        「テイコウペンギン」 講談社 201903 とりのささみ。

| 21:48 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| | - | - | - |









 
この記事のトラックバックURL

トラックバック機能は終了しました。