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花戦さ

  舞台は、戦国時代末期、京都・頂法寺六角堂。池坊専好の人生を描く。

 子どものように無邪気で好奇心にあふれた池坊専好は、信長の心を奪い、秀吉に生かしておきたいと思わせ、利休からも特別な人として目された人物。

 「花戦さ」という題は逸品だし、スクリーンの大画面で、素晴らしき「生け花」を魅せる趣向は新しく素晴らしかった。

 役者も、野村萬斎(池坊専好) 市川猿之助(秀吉) 佐々木蔵之介(前田利家) 佐藤浩市(利休)と申し分ない。

 誰もが好きな時代を、期待を煽る布陣が演じるのだ。面白くないはずがないと言いたいところなのだが、そうもいかないというのが現実というものらしい。

 秀吉と利休の確執、秀吉と確執のあった絵師の落としだねでもあり、野性的な天才少女・れんの絵と存在に、専好が感じたものはいったいなんだったのか、それぞれの人物像は見事にくっきりとしているにも関わらず、関係性がまったく迫ってこず、結局誰にも感情移入できなかった。

 それに、最後、専好が秀吉に仕掛けた一世一代の「花戦さ」。べらべら主題と現状をしゃべっちゃうあの感じは、最近のドラマや映画の傾向として、やっぱり好きになれない部分である。

 あえていうなら、その声が、佐々木蔵之介の落ち着いた声だったことが唯一の救いというところだろうか。

 

                                                        

                                                           東映 2017年6月 監督 篠原哲雄

| 11:42 | DVDなど | comments(0) | trackbacks(0) |
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