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「若者と死」「Being a Dancer」

 久々に、熊川哲也。

 熊川哲也Kバレエカンパニーの公演「クレオパトラ」の公演は、気がついたら終わってて、来年一月に映画として上映される。全国のイオンシネマで必ずやるようで、田舎暮らしには有り難い朗報だった。

 気がついたら終わっててという発言通り、あまり能動的なファンではない。

 しかし、凄い人として脳内にインプットされている熊川哲也は、時々、風を起こし、振り返れば、点、点と記憶を残してくれている。

 最近では、2013年フランシス・ベーコン展での、音声ガイドナビゲーターかな。

 興味深い言い回しと話で、美術館で鉛筆かりて、必死にメモするなんてあんまりない経験。

 

 映画の見に行こうと思いながらスケジュール確認していて、ふと思いついたDVD検索。

 どうしても見たかった演目が、熊川哲也で見れることを知る。

 そんなに私、バレエから遠ざかっていたのかと愕然とした瞬間でもある。

 

 「若者と死」 ジャン・コクトーの台本を、ローラン・プティが振付。バッハの「パッサカリアとフーガ」にのせて、若者と、支配的な女、翻弄、非常な仕打ち、そして死しかない結末。写真でしか見たことがない世界がそこにあり、なるほどこういうものだったのかと思った。20分弱の映像だが、コクトーの世界観が堪能でき、素晴らしいダンサーにしか踊ってほしくないというプティの思いがあふれている。初演が1946年。プティが当時22歳であったことも驚きだが、コクトーファンとしては、コクトーとバレエの幸福な出会いを感じずにはいられない。歴史ある作品であるわけだが、今見ても前衛的だと感じる。

 

 「Being a Dancer」 こちらは、舞台はロンドン、ロイヤルバレエ時代の熊川哲也の日常と、それまでの軌跡が収録されているDVD。部分的にではあるが「白鳥の湖」「海賊」「ドン・キホーテ」「ジゼル」を楽しむことができる。

 見たかったのは「バラの精」だ。バラの精と言えば、ニジンスキー。フィルムの残らないニジンスキーの名作を、熊川哲也で見れるとは、それだけでなにやら気持ちが動く。フランスの詩人テオフィル・ゴーティエの「わたしは薔薇の精、昨晩の舞踏会にあなたが連れていってくれた」の詩をもとにつくられたということ。1911年が初演。

 熊川哲也はかっこいい。

 そんなことを思いながら、あの当時、素直にかっこいいと言えなかった自分をも愛おしくなる。

 

 

               

                        若者と死(2007年)

 

                 

                     Being a Dancer(2001年)

| 16:14 | DVDなど | comments(0) | trackbacks(0) |
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