ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
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おねしょのせんせい
りすのむっくはおねしょの名人。
毎日のように干されている布団の、楽しげで開放的な絵にみんなが惹かれておねしょの仕方について教えを乞いに集まってくる。
そこで、むっくが語りだす。

すてきな おねしょの しかた その1
ゆうがた、みずや ジュースを いっぱい のむ こと。

自慢げなむっくの様子と、素敵なおねしょの仕方として語られる、怖い絵本を見るのも有意義だとか、親に抱っこしてトイレに連れていかれてしまった場合は、その日のおねしょは諦めてほしいといった大真面目な生徒たちとのやり取りが面白い。

おねしょをするのはいけないとも、おねしょはしてもいいのだとも物語は主張しない。
おねしょしてしまう子も大変なんだろうけど、おねしょをする子は繊細で多くの才能があるような言われ方も、しない子どもにとって劣等感を煽るものだと気付ける人は少ない。
この本は、おねしょする子に、してもいいんだと安直な回答を与える本ではない。
りすのむっくはおねしょの名人で、みんなが羨ましがる存在なのだ。それは、けして何かの象徴ではなく、むっくというりすの個別の物語。その自由さが心地よい絵本。



                
             書籍データ 正道かほる 作 橋本聡 絵 フレーベル館 201111
| 23:40 | 絵本 | comments(0) | trackbacks(0) |
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