ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
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BORDER [ボーダー] ,鉢◆‖慨中

 あまりテレビドラマにはまることはないのだが、現在テレビ朝日の連続ドラマ「BORDER」を毎週楽しみにしている。
 捜査中に撃たれ、頭に弾丸を残す刑事・石川安吾(小栗旬)は、「死者と対話する能力」を手に入れることになる。予期せず人生を閉じることになった人間の立ち姿と、その存在、自分の能力を素直と冷静というどこか違和感のある言葉をないまぜにしたように受け入れ、捜査に活用していく安吾は今までにない魅力的なキャラクターだ。似たような刑事ドラマが多い中、安吾を演じる小栗旬の個性と相乗して面白いドラマに仕上がっている。


       

 気に入ったドラマに出会うと原作を検索するのがクセだ。オリジナルの脚本か否か。原作があると読みたくなる。今回、原案に金城一紀の名前があったので、原作があるに違いないと検索した。ところが、本当に原案だけらしい・・・。書けよ、直木賞作家・・・石川安吾の姿を文字でなぞりたかったじゃないか! と、いう私の心の声はさておき、漫画が出版されているらしいので手に入れることにした。

 設定はそのままに、ドラマとは違うオリジナルのストーリーだ。
 ミステリーを読ませるには邪魔にならない絵で、この設定自体を気に入っている私としては文句はないが、残念ながら、ドラマの余韻を越えるような魅力はなかった。

 殺された被害者が、知っている限りの事実を話し、それを石川安吾が知るわけだから、なかなか説得力のある物証が、死者の言葉に追いつくことはない。
 そのために、安吾は、闇の住人たちに頼み証拠を入手する。捜査の限界と物証、安吾の捜査は悪なのか、それとも絶対的善なのか?

 ドラマでの、サイモンとガーファンクルと呼ばれるハッカーのユニットと安吾とのクールな会話、古田新演じる情報屋の赤井との駆け引きにあふれた会話は逸品だ。役者やビジュアルの灰汁の強さに頼る、短くてインパクトのあるシーンは、漫画では難しいのかもしれない。

 漫画単独で考えれば楽しめる内容になっているが、ドラマファンとしては少し残念である

  BORDER(1) (カドカワコミックス・エース) BORDER (2) (カドカワコミックス・エース)
   
        書籍データ 金城一紀 原案 小手川ゆあ 漫画  KADOKAWA
                     201403 ◆201405

| 17:58 | 漫画 | comments(4) | trackbacks(0) |
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夕香さん、私も見ております! 
そして、たいへん気にいっております。
(もともと、小栗旬くんのファンです)
ミステリにはあまり詳しくありませんが、
「犯人は、双子だった!」を超える禁じ手満載なところとか、
パソコンを操る黒い二人とか、おもしろい、おもしろい!
あの二人のスピンオフができないかなぁと
楽しみにしているところです。
| roku | 2014/05/18 08:46 |
roku様

視聴者に犯人がわかっているコロンボスタイルを超える設定ですよね。神の目ではなく、あくまでも被害者の主観、視野の範囲であるころの、のりしろに人情や余白を上手く突っ込んで、人間の感情、偶然の出来事、奥深きものを描いているところが本当に、絶妙の設定だと思います。
私は、小栗旬のファンではなくて(笑)男前の栗鼠にしか見えないんですけど、いい役者だなぁと最近思うことが多いです。
サイモンとガーファンクルの設定にしても、会話にしても、作品に若さと可能性を感じるところに心を躍らされています。最近、若さも、可能性も、ましてや、若さ=可能性って、それが作品の純粋な力になっていることそのものが、レアだと思うんです。
いい作品です!
確かに・・・番外編とか面白いものが作れそう。彼ら、少年院で出会った他人なんですもんねぇ。
| ゆかちゃん☆ | 2014/05/18 14:46 |
夕香さま、えええええーーーっ! あの二人は、そうなんですかっ!
いちばんいいなぁと思ったセリフは、「光合成」でした(笑) うまい!
ああいうやりとり、大好きです。
| roku | 2014/05/18 18:55 |
roku様

ハッカーといえば、類まれなるオレ様美少年か、ポテトチップス片手のおかっぱのゲキぽちゃ少年と決まっておりましたが(笑)良い感じで、パターン脱出のところも好感度あります!
| ゆかちゃん☆ | 2014/05/19 23:09 |









 
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