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五月花形歌舞伎
五月花形歌舞伎の初日ということで、京都四條南座に行った。
初日の昼の部。役者陣のセリフも少し硬く、芝居がこなれていない。
しかし、久々に、海老蔵の姿をライブに拝めたし、海老蔵の「鎌髭」は、色彩豊かな、歌舞伎らしい歌舞伎であり楽しませてもらった。

☆ 新歌舞伎十八番の内 高時
☆ 太刀盗人
☆ 歌舞伎十八番の内 鎌髭

昼の部は、以上三演目。
 
 中でも、「
市川海老蔵景清にて大荒事相勤め申し候」という副題の付いた、歌舞伎十八番『鎌髭』は、四世市川團十郎(当時三世海老蔵)が初演した演目を、海老蔵が新たな構想で復活上演するということでも話題になった。

 海老蔵は、演じる、悪七兵衛景清について以下のように語っている。

 「勧善懲悪が根本の歌舞伎十八番のなかに、青黛(せいたい)が混じっている意味を明確にしたい」
 お馴染みの『暫』の鎌倉権五郎や『助六』、『矢の根』の五郎が紅で隈を取るのに対し、歌舞伎では悪を意味する青黛を取って登場する景清。しかし景清は、勧善懲悪が基本の歌舞伎十八番の中にあって、勧善懲悪にはおさまらない魅力をもつ。
 
誰も見たことのない場面の芝居であるわけだが、海老蔵は、
「罠を仕掛ける人間がいて、罠にはめられることを知っていて乗込んでいく男。わかっていて罠にはめられるので、なんということもなく、仕掛けた相手の負のエネルギーを圧倒し、悠然と去っていく男、その強さを表現できればいいと思っています」
と、景清の存在を定義付けている。

 芝居の中での口上で、景清は、急逝した父・團十郎にその強い男、景清役を演じてもらう予定だったと海老蔵は述べた。残念ながら願いは叶わなかったわけだが、自らがその役に挑んでの上演となり、力が入っているのも頷けるところ。

                                     
                                 
| 22:16 | 舞台 | comments(0) | trackbacks(0) |
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