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恋の歌☆
 美輪明宏の「ヨイトマケの唄」が昨年の紅白以来、メディアで取り上げられることが多くなった。
 「ヨイトマケの唄」は、もう随分前、父が自分の幼少時代とシンクロ気味に感動し、聞いていたことを知り、CDを購入して聞いた。父の人生を知る上では、貴重な経験であったが、その歌詞や、メロディや意味性自体に魅かれることはなかった。
 「美輪明宏の世界」というシャンソン中心のCDの中で、気持ちに響いたのは、「人生は過ぎ行く」という歌だ。
「好きよ 好きよ 好きよ」
 歌うような、話すような、歌の一部のような舞台のセリフのような雰囲気で、新鮮だった。
 この歌は、自分の老いを感じはじめた女が、たぶん自分より年下の愛人が、オシャレをして出かけるのをベッドの中で問い詰め、命がけで引き止める歌だ。
 好きよという言葉のくり返しと、電気をつけないでと叫ぶ姿にもの凄い情念を感じ、強いインパクトがあった。

 この歌を聴いて、思い出したのが、原田知世が歌う「早春物語」。
 情念とは程遠い、原田知世の初々しい可愛い声が印象的な歌。赤川次郎原作作品の映画化(1985年角川映画)で、当時、17歳だった原田知世が、大人の恋に背伸びする少女の姿を演じて話題なった。原田知世演じる女子高高校生の瞳が、偶然出会った中年男・梶川(林隆三)に魅かれるが、彼は瞳の母がかつて愛した男だったという、ちょっとペタな物語で、林隆三が見るからにずるい大人で、ほんの少し下の世代であった私には魅力的には感じられなかった。当時、全く揺らがなかったわけである。もちろん、大人の男のずるさを描いた作品でもあるわけだが・・・。
 しかし、原田知世の歌は印象的だった。
「逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて」
と、単調に繰り返される透き通った声に、恋の切なさを思った。

 両極端なようでいて、このくり返しに、その年にしか表現し得ない、女の恋への思いを描く。
 今、なんだか、そんな思いで、この歌を、聴いてみている。
 
 
「早春物語」  作詞:康珍化 作曲:中崎英也 歌:原田知世

逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
あなたにすぐに
逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
心は叫ぶ
逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
逢えない時は
せめて風に姿を変えて
あなたのもとへ

想う気持ちは 海の底まで
胸のせつなさ 空の上まで
他の誰かに 愛されるなら
あなたのために 悲しむ方がいい

逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
一秒ごとに
逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
涙が出るの
逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて
会えない人に
せめて星のかけらになって
あなたの髪に

風は願いを 運んでく船
まちがわないで 彼につたえて
もとのわたしに もどれなくても
かまわないから 抱きしめてとだけ


「人生は過ぎ行く」 LA DROIT D'AIMER 訳詩:美輪明宏
                作曲:Joel Holmes  歌:美輪明宏

好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
冷たい背中ね 貴方
好きよ 好きよ 好きよ
どうしたの 何とか云って
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
怒らないで もう云わないから
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
灯りをつけないで お願い

時間は流れる 怖ろしい速さで
私を見捨てて 人生は過ぎ行く
指からこぼれる最後のこの恋
すがって泣いても残酷に去り行く

好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
どうして服をきるの
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
そんなにお洒落して 何処へ行くの
好きよ 好きよ 好きよ 好きよ
わかってるわ あの子の所ね
好きよ 好きよ 好きよ
あの子幸福ね 昔の私みたいに

時は流れる 怖ろしい速さで
私を見捨てて 人生は過ぎ行く
指からこぼれる最後のこの恋
すがって泣いても 残酷に去り行く

ジュテイム ジュテイム ジュテイム ジュテイム
どうしてそんな目で見るの
ジュテイム ジュテイム ジュテイム ジュテイム
老けたでしょ 私 ハ ハ ハ
ジュテイム ジュテイム ジュテイム ジュテイム
同情なんかまっぴらよ さあ 行って!
ジュテイム ジュテイム ジュテイム ジュテイム
お願い行かないで 行ったら死ぬわよ!

時間は飛びたつ 怖ろしい速さで
私を見捨てて 人生は過ぎ行く
指からこぼれる最後のこの恋
すがって泣いても残酷に去り行く

行かないで 行かないで 行かないで 行かないで
窓から飛び降りるわ!        

美輪明宏の世界DREAM PRICE 1000/原田知世 時をかける少女


| 05:19 | その他 | comments(0) | trackbacks(0) |
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