ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
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魔女じゃないもん! ∨盻の手先にご用心!?
「ミラクル ミラクル マジョリーナ マジカル マジカル ミラキーナ!」

 きゅるん☆

(壊れたわけではありません。意味は読めばわかります。)
   

『魔女じゃないもん! ‥捷酸犬亘睨‐女!?』(参照 http://yukareview.jugem.jp/?eid=168 )に続く第二巻である。

 普段、評論家グセの抜けない日常生活を送っている私は(別名、ひねくれてて口が悪い)まことしやかに、「言葉」についてダメをすることを身上としている。
「〜♪」とか「ああああああ!」とか、ましてや地の文が、一部だけ太くなったり、字体が変わっていたりする本なんて、いかがなもんかしらと言いながら、暮らしている。

 そういう本である。
 
 しかし、面白い。
 不思議な吸引力と、魅力を持った本である。
 
 もちろん、言葉で表現していくことが文学である。その最低限の作法は守られている好感度を残しつつ、それを、的確にマーケットに届けるために最大の遊び心を発揮し、メディアとしてより良い完成形を目指しているのを感じる。
 先に、文学ありき。
 その頑固さがあるから、書籍の視覚化、メディア化も、漫画化やドラマ化と同じレベルで許容できるのではないか?
 足腰がしっかりしているので、安心して、文字の変化や、記号の心情表現を楽しめるという思いである。

 理屈を言うのはやめよう。

 とにかく、面白いです。 きゅるん☆

 今回、魔女の末裔である、リセが魔女修行をはじめる。自称・魔法少女のバンビも、リセにつきまといつつ、自分の世界をオープンにしていく。
 ぬいぐるみのような容姿なのに、毒舌で魔法少女オタクの使い魔・ミュウミュウも、どうやらリセのことが好きらしい「学年のアイドル」リョウも、少し、奇妙なバウンドをみせながら、登場してきて物語に弾みをつけている。
 お悩みポストに届いた手紙を巡る顛末を、スピード感あふれる物語で描きながら、魔女の歴史を知識としても知ることができる楽しみもあり、また「魔法ってなんだろう」「生まれ持っている才能とはなんだろう」という問いも、リセとバンビの関係から感じることもできる。
 
 だから、読めば元気になれるのです。 きゅるん☆

 私が、とても好きなのは、リセの魔女修行が、まるでスポーツの基礎体力増強のように、ランニングや腹筋が主なところ。ちょっと違うようで、もの凄く正しい魔女修行だと私は思う。「何かを駆使する」には、まず体力、持続力である。それを得ることなく、能力を振り回すことは、自分にも相手にとっても大怪我の原因となるというのには説得力があった。

 さて、私も、正しく言葉を駆使するために、ランニングでもはじめようかと思う次第である。


 きゅるん☆

            
魔女じゃないもん! 2 悪魔の手先にご用心!? (集英社みらい文庫)
       書籍データ 集英社みらい文庫 宮下恵茉・作 和錆・絵 201208
              

 

| 23:23 | 児童文学 | comments(0) | trackbacks(0) |
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