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果てしなく美しい日本 ドナルド・キーン×平野啓一郎スペシャル対談

新春ドナルド・キーンアンコールスペシャル
果てしなく美しい日本 ドナルド・キーン×平野啓一郎スペシャル対談

「永遠に残るもの、それは言葉」「日本人の美意識の本質」「日本の地理的風土が生み出す日本人の精神性の美しさ」「果てしなく美しい日本 今、日本人に伝えたいメッセージ」など、なんとも魅力的なキーワードが散りばめられている対談が再放送された。 (初回放送 2011年10月16日)

     

 中でも、松尾芭蕉の有名な俳句を、音から読み解くキーンさんの言葉はとても興味深かった。

☆「夏草や兵どもが夢の跡」の「お」という音の多用

ローマ字で書いてみるとよくわかる
natsukusaya tsuwamonodomoga yamenoato」と「o」が繰り返し使われている。
母音の中で「o」は一番低く、悲しみを感じさせる音だとキーンさんは言う。

そこで平野さんが、エドガー・アラン・ポーも『大鴉』でも、くり返しでてくる「Nevermore」の「オー」の音が大切だとポーが言っていたという話をされた。

☆「閑さや岩にしみ入る蝉の声


こちらもローマ字で書いてみると
shizukesaya iwanisimiiru seminokoe」と「」の多用に気づくだろう。
蝉のジージーという鳴き声に響かせていると考えられる。

 どこか、短詩系は、語呂が良くてあたりまえ的な先入観があって、逆に、そこに意味とかイメージとかを求める発想はなかったなぁと反省しきりである。

桜が日本人の美意識と深くつながり、桜は日本人の心を騒がす話になった時紹介されたのが、伊勢物語の歌。

「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」 在原業平

(この世の中に全く桜というものが無かったならば、春を過ごす心はのどかであったろうよ。)という意味らしい・・・。
それに対する返歌は、「散ればこそ」ですものねと二人は笑う。


言葉とは、深い知識に裏打ちされてこそ美しいということか。

 
| 23:14 | テレビ | comments(2) | trackbacks(0) |
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oの音、iの音
俳句の話大変勉強になりました。
毎年、全校あげての「お〜いお茶」応募作戦の指導に使います。お世話ばかりで私自身はちっとも入選しないので、今年こそを狙います。
| 草の香り | 2013/01/09 21:14 |
草の香り様

入選の暁には、ぜひ入選作の「お〜いお茶」1本下さい!
楽しみにお待ちしております。
現代の子どもたちにとっては、一度「翻訳的なフィルター」を通すほうが、日本の古典的な文化を理解しやすいのかもしれませんね☆
| ゆかちゃん☆ | 2013/01/09 21:28 |









 
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