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一心如鏡
 今更だけど、名刺を作成。裏に座右の銘もデザインしてもらった。

 座右の銘 「一心如鏡」

 活字の並びだけでも、心意気は伝わりそうだが、私の思いを書いておこう。

 一心如鏡 読み下せば「一心鏡の如し」である。
 一心太助の腕の彫り物として知られている。
 私にとって、太助兄ぃは、中村錦之助の当たり役であり、月形龍之介演じる、親分、天下のご意見番・旗本の大久保彦左衛門との、主従を越えた交流と信頼が魅力的な東映映画のイメージだ。

 一心太助は、小説、歌舞伎にも取り上げられている、講談の登場人物。三代将軍家光の頃に、旗本大久保彦左衛門のもとで、活躍したと伝えられる漁商である。
 喧嘩っ早くてお人好し、威勢がよく、義侠心に富み、義理人情にあつい江戸っ子の典型として描かれている。
 喧嘩の理由になる、大義名分と意地が、常に人のためにあることが痛快で、武士は武士の、庶民は庶民のメンツへの価値観が、自分を主軸としたものの考え方の原点を突きつけてくれるような気がするのは私だけではあるまい。

 その、太助兄ぃが、左腕に「命」右腕に「一心如鏡」の彫り物をしているのだ。

 「男の中の男になりたい」と、言う太助に、彦左衛門が、「命を的に、一心を貫けは、人々は、その一心を受けた鏡のように、お前を男の中の男と呼ぶだろう」と答えたことに由来しての彫り物である。

 何事も、自分の心意気が常に中心であり、その真っ直ぐで打算なき気持ちに従って生きていさえいれば、人の評価は、自分の心意気を鏡のように映してくれるはずという言葉だと私は解している。
 ブレず、媚びず。
 良いことも、悪いことも、人のためだからとことさら酔わず、人のせいにもせず、常に、主語を自分の心意気と義侠心にすえることは、なんともエネルギーと心の強さを要し、損な生き方であろうか。
 それゆえに、それは純粋で美しい生き方だと思うのだとも思う。

 余談ではあるが、日本人は「一心太助パターン」と呼ばれる物語の形を好むのだと言われている。
 正義感溢れ、権力に対してもしっかり立ち向かえる若者と、その若者を是とし、何があっても信じ守ろうとする権力者との信頼と交流が全体の基本にある物語である。

 実生活では、なかなか、どちらの立場になるのも難しい。
 文字通り、命を的にせねばならぬからだ。
 だからこそ、そう生きたいと切に願う。

 ちょっと自慢の名刺である。
 どこかで私を見かけたら、「名刺、ちょうだい!」と声をかけてください・・・ね。


                    
| 23:06 | その他 | comments(0) | trackbacks(0) |
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