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たからもの
 むかし、おとこが いた。なまえをアイザックと いった。

 アイザックは、「都へ ゆき、宮殿の 橋のしたで、たからものを さがしなさい」と、言われる夢を見る。はじめは、ただの夢だと思っていたが、何度も同じ夢をみるうちに、本当のお告げのような気がして、都へ赴くのだ。

 しかし、その橋にいる、衛兵の隊長に笑われる。自分の夢を、そのまんまに信じるなら、自分は、おまえさんの村のアイザックという男の家の かまどのしたで、たからものを探すだろうと言うのだ。           

 アイザックは家に帰る。そして、自分の家にたからものを見つける。

 「ちかくに あるものを みつけるために、
 とおくまで たびを しなければならないこともある」

 余白を存分に活かしたユリ・シュルヴィッツの計算された場面配置が、寓話的物語と読者の距離感を巧みに調整し、知的刺激に仕上げている。


             たからもの
       書籍データ 偕成社 ユリ・シュルヴィッツ 作 安藤紀子 訳 200605
| 05:46 | 絵本 | comments(0) | trackbacks(0) |
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