ぜひぜひ読んでほしい本のショートreviewをUPします!
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魔女じゃないもん! ‥捷酸犬亘睨‐女!?
 きゅるん☆

 面白いです。ぜひ読んでください。きゅるん☆

これだけで終わりたい気分。
語れば、語るほど面白さから離れていくかも。
(きゅるん☆は読めばわかります)

これをこれだけ面白いと思う私の感性って、まだまだ子どもに繋がっているかも! って自画自賛するとともに、この面白さを言葉にできないのはいかんなぁ〜と反省もする。

気を取り直して、きゅるん☆

魔法少女と名乗る万里(まみ だけど自称バンビ)が転校してくる。
女子平和推進委員会所属(会員は自分だけ)の太田リセは、この、風変わりな転校生が、ちゃんとクラスになじめるよう、気を使い、言葉を尽くす。
しかし、バンビは、全く空気を読まず、マイペース過ぎる言動をくりかえす。バンビのおばあちゃんから、バンビのことを頼まれ、空回り気味のパワーをさらに発揮するのだが・・・。
あまりのバンビの、きゅるん☆ぶりに、とうとうリセがきれる!
この切れ方がいい。
人のためという言葉に縛られて、言葉も、行動も考えていたリセが、自分の感情のままに行動しはじめる。もともと、おせっかいなリセだから、怒っているくらいがちょうどいい。
もちろん、摩擦もあるけれど、リセの何かが剥がれ落ち、深くなる予感に、どきどきする。
今の子どもたちは、自分のポジションに配慮しすぎるというのは、すでに常識的見解であると思うが、そこを欠点ととらえず、何かを生み出すタマゴのようにとらえたことが、この物語の魅力ではないだろうか。

これだけなら、リセが自分を解放できで、よかった話なのだが、そうはいかないのが、コメディたる所以。セリは、怒りと共に、自分の血に隠されたものまで覚醒させてしまうのだ。

自分は自分であること。自分の身は自分で守ること。
自分のことを知らないうちに見守ってくれている人がいて、人の行動には何か、理由があること。
これは、二人の少女の何かが覚醒し続ける物語として続いていくのだろう。

使い魔のミュウミュウが良い。バンビが自分の心で作り上げたミュウミュウと、リセに見える本当のキャラクターのギャップが、ペットへの飼い主の愛情と、ペットの本音の違いのようで、動物を飼った人なら、ちょっと既視感のある設定である。

「とにかく 今日、おまえはバンビにあやまれ。まずはそこからだ」
「うるさい、だまれ、化け猫」

全員が、奇抜なキャラクターのようだが、これがなかなか良い感じに日常化している手腕は、絶賛に値する。

すっかり、私も、この世界に取り込まれたようだ。
続きが楽しみだ。きゅるん☆


          魔女じゃないもん! 1 転校生は魔法少女!? (集英社みらい文庫)
         書籍データ 集英社みらい文庫 宮下恵茉・作 和錆・絵 201203
| 23:12 | 児童文学 | comments(0) | trackbacks(0) |
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